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つぶやき [日常生活]

仕事ばっかりしていると、世界がゆっくり閉じていっているような不安に襲われることがある。
こうやって人生が終わっていくような、このままで終わっていくような。

でも、そうではないんだよね。
毎日新しい診察をしていて、日々違う患者と向き合っている。
同じだったことなんてないんだ。

毎日、いろいろな人々や生き物と出逢い、時々お別れをする。
私はクリエイターではなく、新しいものを生み出してはいない。
それでもいろいろな生き物が生み出す思いを、人々との間で日々「絆」という形で紡いでいる。

動物たちや人々の中で生かされている私は、
「それは私じゃなきゃいけない理由」なんて何処にもなくて、
でも確かに「今此処に存在している」のは私なんだから
「私の世界」は此処から広がっているのだと思う。
世界は自然と広がっていくのだと思う。


時々それが見えなくなるのは、悲しさのあまり自分の両掌で顔を覆ってしまうから。
眼を塞いでしまうから。

怖い映画を見るように、指と指の間からしか世界を見ることができないのは、私が弱いせいだけれども。
そうして視野が狭くなるのは、私の度量が足りないせいだけれども。



その指と指の間から見えるものが、果てしない荒野だったら。土砂降りの暗闇だったら・・・。

そう怯えながら踏み出す一歩が毎日頑張れるのは、背中を押す人がいてくれるから。
恐れず踏み出している先駆者がいるから。
共に闘い歩む仲間がいるから。

どうか、どうか
世界が閉じませんように。世界が閉じませんように。

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・・・・・・・七夕の願いからは遠いところへ祈りを。 

そしてまた明日、新しい一歩目。


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